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猫の簡単な採尿方法!ラップとシステムトイレのシート・砂を使った尿の採り方、やり方紹介。

投稿日:2020年7月10日 更新日:

猫ちゃんは尿、オシッコの病気にかかりやすい動物です。

愛猫の健康を守るため、尿検査を含む定期的な健康診断は必須ですよね。

ただ、尿検査をするといっても

  • 尿検査をしたいけど、採尿するにはどんな方法があるの?
  • 動物病院で針を射して採尿するのは避けたいけど、自宅で採れる
  • それぞれの採尿方法のメリット・デメリットは?
  • 自宅で尿を採る方法は?

など、特に初めてにゃんこを飼われた場合はわからないことがたくさんあると思います。

ちなみに我が家のにゃんこの尿検査をやる時は、

  1. 自宅で採尿をして動物病院へ持っていき検査をしてもらう
  2. 異常が見つかった場合、動物病院へにゃんこを連れていき、膀胱から直接採尿をして再度検査をしてもらう

という流れを取っています。

自宅での採尿は動物病院に比べて精度が低く、手間がかかりますが、この流れを採っているのは愛猫にストレスを与える可能性を出来るだけ排除する為です。

このページでは、自宅での採尿の方法や、尿検査の方法のメリット・デメリットを紹介します。

尿検査の方法

上記の通り、大きく分けて尿検査の方法は二通り。

  1. 自宅で採尿をして動物病院へ持っていく
  2. 動物病院へにゃんこを連れていき、直接膀胱から採尿をする

それぞれのメリット・デメリットも後半で紹介します。

まずは自宅での採尿の方法から解説します。

自宅で採尿をする方法

ここでは我が家で実際にやっている方法を紹介します。

使うものは、

  • 一般的なシステムトイレ
  • オシッコが通過するタイプの猫砂(チップ)
  • システムトイレの底に敷くペット用シート(無くても出来る)
  • ラップ
  • スポイト(百円ショップ)
  • オシッコを入れる容器(百円ショップ)

以上です。

それでは流れに沿って紹介していきます。

①トイレを掃除、猫砂(チップ)を新しいものに変える

我が家で使っているトイレはこんな感じ。

すのこを敷けばシステムトイレとして、取り外せば普通のトイレとして使えます。

まずは今まで入っていた猫砂を捨て、トイレを綺麗に拭くか水洗いをします。

トイレのお掃除が終わったら、オシッコが通過するタイプの猫砂(チップ)を敷きます。必ず新しいものを使ってください。

我が家ではこのチップを使っています。チップの粒の大きさは極小・小さめ・大きめと3種類販売されています。

トイレを綺麗にして新しい砂(チップ)を使う理由は、採尿をする段階で外から菌や結石が入る可能性を出来るだけ少なくして、検査の精度を上げる為です。

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②吸収シートを敷き、上からラップを被せる

いつもはこの様にペット用の吸収シートを敷いて使ってます。

採尿をするときは、オシッコを吸収する為に敷いているシートの上にラップを被せ、そのままシステムトイレの底に敷きます。

吸収シートの上にラップを被せて敷くとこんな感じ。

その状態で先ほどのすのこと猫砂(チップ)をセット。あとは排尿してくれるのをひたすら待つのみ…

ちなみに我が家では複数トイレを設置しているので、もう一つのトイレも同様にシートの上にラップを被せて敷きます。写真は引き出しタイプのシステムトイレです。こちらの方が処理がしやすいですね。

このシートの上にラップを被せる工程ですが、無くてもできます。以下で説明します。

シートもラップも無しでトイレの底で直接キャッチ

という方法でももちろん採尿は出来ますが、これも上記と同様に出来るだけ清潔な状態にして検査の精度を上げる為にシートとラップを使う事をおすすめします。

また、何らかの形でシート(ラップ表面)が汚れても、ラップを交換するだけで良いので効率的です。

シートは無し、ラップだけを底に敷く

という方法でも出来ますが、

  • シートありの方が、シートを曲げたり傾けたりすることでオシッコを集めやすい
  • シートはだいたい白なので、オシッコの色のチェックや、採尿の段階で異物が入っていないか確認がしやすい

などのメリットがあるのでシートとラップを使っています。

ここはもう好みかもしれません。

③オシッコをスポイトで採り、容器に入れる

引き出しタイプのトイレの方にしてくれました。ラップの上に溜まってます。

オシッコをしてくれたら、まずは状態を確認します。オシッコの色や、キラキラしていないか、などをチェック。

確認出来たらスポイトで採り、

▲これで6㎖くらい

容器に入れます。約6ミリリットルあればOK!

スポイトも容器も、どちらも百円ショップで買えます。

あとは動物病院へ持っていくだけ!

ただ、採った尿は出来るだけ早く持って行かないと正しい検査ができません。

可能であれば、採ってから1時間以内に検査をした方が良いそうです。すぐに持っていけない場合は日光の当たらない冷暗所で保管、採尿した日時の尿で正しい検査ができるのか、獣医師さんと相談してください。

尿をしてくれた時に動物病院が開いている時間であれば、対応してもらえるか、すぐに確認の電話を入れてみるとよいですね。

尿検査の為の採尿方法 メリット・デメリット

続いて、尿検査の為の採尿方法のメリット・デメリットを

  1. 自宅で採尿をする方法
  2. 動物病院で直接採尿してもらう方法

の順に紹介します。

①自宅で採尿をする方法

上記で紹介した方法です。

メリット

  • にゃんこに大きなストレスがかからない

デメリット

  • 採尿できるまでに時間と手間がかかる
  • コツがいる採尿方法もある
  • トイレ環境が少しでも変わると排尿しない可能性も
  • 検査に影響のでる外的要因が多く、検査の精度が低い

自宅で採尿した尿検査の精度についてですが、

  • 採尿の過程で細菌が混入して検出される可能性
  • 結石になるほど濃くはない結石成分が膀胱にある場合、膀胱内では溶けているが、対外に排出されてしばらくすると結石になって検出される可能性

などの理由により、精度が低いというデメリットがあります。

②動物病院で直接採尿してもらう方法

続いて、動物病院で膀胱から直接採尿してもらう方法です。

メリット

  • 排尿を待つ必要がなく、タイムリーな検査ができる
  • 飼い主さんの採尿技術やコツもいらない
  • 膀胱から直接採ることで外的要因が少なく、検査の精度が高い

デメリット

  • 体に針を射して採尿するので、にゃんこにとって大きなストレスがかかる

今回の採尿方法の検査結果への影響について

今回紹介した採尿方法について、かかりつけの獣医師さんに聞いてみました。

「採尿の段階で菌や結石が混入することで、本当は健康体なのに、検査では異常あるかのような結果が出てしまうことはある。」

「逆に体内に菌や結石を持っている場合は、今回の採尿方法の過程で菌や結石がこしとられたり、無くなってしまうことはほぼ無い。」

ということです。

つまり、今回の方法で自宅で採尿した結果が問題なければ、「愛猫は健康体である」ということが証明されます。

尿検査の方法ついて結論

今までの情報を踏まえ、我が家の結論は最初に述べた通り

  1. 自宅で採尿をして動物病院へ持っていき検査をしてもらう
  2. 異常が見つかった場合、動物病院へにゃんこを連れていき、膀胱から直接採尿をして再度検査をしてもらう

という流れで尿検査をしています。

自宅で採尿をするのは少し手間がかかり、コツがいる方法もあったり、検査結果の精度も落ちてしまうかもしれません。

ですが、「愛猫にストレスを与えずに検査をする」ということが最重要だと考えているので、我が家ではこのような流れにしています。

皆様のご家庭の事情や環境を踏まえ、最適な方法を見つけていただければ幸いです。

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